死を招く毒貝 アンボイナガイ


アンボイナガイは太平洋やインド洋に分布するイモガイの仲間で、特に日本近海にも生息する身近な貝です。10cmほどのサイズですが、大型の針のような歯舌を使って毒を注入し、獲物である魚を捕食します。美しい見た目とは裏腹に非常に危険な生物です。

その毒は神経系に作用し、刺されると呼吸困難に陥って死に至ることもあります。日本でも過去に23件の被害が報告され、そのうち8人が死亡しています。現時点では有効な血清が存在しないため、刺された場合はすぐに患部を縛り、病院に直行する必要があります。

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