26. 葉巻型哺乳瓶

1950年代、ある天才が相容れない2つのもの、哺乳瓶と葉巻を組み合わせることを思いつきました。「葉巻型哺乳瓶」は、ミルクの容器が葉巻そっくりに形作られており、おそらく父親たちが授乳中に男らしさを感じられるように、という意図があったのでしょう。だって、ベビーフォーミュラほど男らしさを叫ぶものってないでしょ?

母親たちは仰天しました。小児科医たちは言葉を失いました。赤ちゃんたちは、当然のことながら、そのぎこちないデザインで窒息するまでは気にしませんでした。この製品は長くは続きませんでしたが、デザインの失敗の輝かしい例として、ヴィンテージカタログにその名が残っています。フロイトなら、これに大喜びしたことでしょう。

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