映画『ドクトル・ジバゴ』(1965)のジュリー・クリスティ演じる「ラーラ」


ここに写っているのは、ジュリー・クリスティが演じる、1965年の映画『ドクトル・ジバゴ』の象徴的な恋人役、ラーラです。ボリス・パステルナークの有名な小説を映画化したものです。この本は西側諸国では文芸的なセンセーションを巻き起こしましたが、ソビエト連邦では発禁となり、映画のプロデューサーは撮影場所を他に求める必要がありました。最終的に、スペインが雪に覆われたロシアの風景の代わりとなりました。

スペインの夏に撮影されたにもかかわらず、映画は説得力のあるほど凍てつく冬の背景を描き出しました。『ドクトル・ジバゴ』は批評的にも商業的にも大成功を収め、脚色賞、作曲賞、撮影賞、美術監督賞、衣装デザイン賞を含む5つのアカデミー賞を受賞しました。

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